てるてる坊主の由来や歌詞が怖い!顔を書くと逆効果?その理由とは

てるてる坊主1

 

こんにちは。

雨が続くと少し気分も憂鬱になってしまいますね。

てるてる坊主でげんかつぎをして、晴れてくれないかな?なんて子供の頃にはよくやったものです。

てるてる坊主~てる坊主~♪

というフレーズは皆さんもご存知だと思いますが、実はこれ、ちょっと怖い歌詞なんです。

今回はそんなちょっぴりホラーなてるてる坊主の由来作り方についてご紹介していきます!

 

てるてる坊主の歌詞

てるてる坊主の歌詞は何が怖いのでしょうか?

実際に歌詞を見ていきましょう。

 

作詞・浅原鏡村
作曲・中山晋平

 

1.てるてる坊主 てる坊主
あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに
晴れたら金の鈴あげよ

2.てるてる坊主 てる坊主
あした天気にしておくれ
わたしの願いを聞いたなら
あまいお酒をたんと飲ましょ

3.てるてる坊主 てる坊主
あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら
そなたの首をチョンと切るぞ

三番のラストとても残酷なことを言っていますね。

他の部分もとっても意味深です。

そして、てるてる坊主の歌詞には消し去られた幻の1があります。

 

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
もしも曇って 泣いてたら
空をながめて みんな泣こう

なんて悲しい歌詞なのでしょうか。

この部分は作者によって削除されたようですが、何故削除されたのかは様々な解釈がなされており、謎に包まれています。

ちょっとしたミステリーですね…!

 

さて、全体的にてるてる坊主の歌詞は、幻の1番も合わせ、悲しい切ない雰囲気が伝わってきますが、こんな雰囲気になってしまったのはその由来に関係するのではないかと私は思います。

 

てるてる坊主の由来

てるてる坊主2

実は、てるてる坊主は中国から伝えられた風習なんです。

中国では、てるてる「坊主」ではなく「晴娘(チンニャン)という女の子の物語として受け継がれています。

 

ずっと雨が降り続いている地域に住む「晴娘」という女の子が天に向かって晴れを願ったところ、

「晴娘の命と引き換えに晴らしてやろう」

という声が聞こえ、女の子が姿を消すのと引き換えに空は晴れた…という物語です。

 

これ以来、中国の人は「晴娘」を忍んで、6月の雨の日に「掛掃晴娘(グアサオチンニャン)」と呼ばれる日本でいう”てるてる坊主”を吊るすようになったそうです。

 

日本にあるてるてる坊主の歌詞、「わたしの願いを聞いたなら」などからもこの「晴娘」の物語を連想することができるのではないでしょうか。

 

てるてる坊主に顔を書くと逆効果?

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日本のてるてる坊主に戻りたいと思います。

てるてる坊主は顔を書くと雨が降るというのを聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

なぜなのでしょうか?

 

それはてるてる坊主の吊るし方に理由があるようです。

てるてる坊主の正しい吊るし方は、顔を書かずに吊るし、晴れたら(お願い事が叶ったら)顔を書いて供養してあげるというものです。

このことから、願いが叶う前に顔を書いて吊るしてしまうと効果が現れない=雨が降ると言われる元となったのではないかと予想されます。

 

正しいてるてる坊主の作り方

最後に、てるてる坊主の作り方をご紹介しましょう。

用意するものは、

 

・ティッシュペーパー

・吊るすためのひも

・輪ゴム

・ティッシュに書きやすいペン

 

以上の4つです。

 

作り方は、数枚のティッシュを丸めて、上から1枚かぶせ、輪ゴムでとめるだけ!

ここでポイントなのが吊るすためのひもです。

逆さに吊るしてしまったら雨が降ると言われているため、まっすぐちゃんと吊るしてあげて下さい。

 

まとめ

てるてる坊主3

いかがでしたか?

てるてる坊主にはちょっと怖いけれど悲しい物語が秘められていることをお分かりいただけたのではないでしょうか。

お子さんや周りの方がてるてる坊主を作る時には、この物語を教えてあげると思いのこもったてるてる坊主ができて良いかもしれません。

私も周りに教えてあげたいと思います。

願わくば、明日のお天気は晴れますように!

 

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