アケビ油は、アケビの種を絞ることで抽出できます。

アケビ油は健康にいい食用油とされています。

今回は、アケビ油の原料である”アケビ”についてと、

アケビ油の歴史、油の効能について取り上げます!

 

アケビ

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出典: http://sakurakomachi.at.webry.info/200610/article_3.html

 

アケビについて

アケビは秋に熟す果実で、実は白く大きさは10cmくらいです。

実が熟すと、実が割れるというのが最大の特徴で、果実は食べることができます。

果肉はほんのり甘く、皮は苦みがあります。

アケビの食べ方としては、

果実のまま食べるのもよし、炒めるもよし、天ぷらにするもよし!

アケビの収穫量は山形県が一意で、全国の80%以上もしめています。

収穫期は8月下旬から10月中旬。まさに秋の味覚ってやつです。

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出典: http://sakurakomachi.at.webry.info/200610/article_3.html

 

 

アケビの名前の由来

  1. 熟して実が割れるさまが、”あくび“に似ているから “アケビ”
  2. 実が開いているから “開け実” → “アケビ”

 

という2つの説があります。

どちらにせよ、実が割れている様子が名前の由来だということは間違いなさそうですね。

 

アケビ油

アケビについての説明を終えたところで、

いよいよアケビ油の話しに入っていきます。

ここでは、アケビ油の歴史と、油の効用について説明します。

 

アケビ油の歴史

アケビ油は、江戸時代の旧西木村(秋田県仙北市西木町)で生まれました。

 

アケビの実は美味ですが、”種が多すぎて食べにくい” という難点があったのです。

この種を有効活用しようと、搾って油を抽出することにしたのです。

これがアケビ油の生まれです!

 

アケビ油は、江戸時代から明治時代初期まで、最高級油として高級料亭などで使用されていました。

しかし明治時代を過ぎてからは、”製造に手間がかかる” “安価な他の食用油の大量製造

といった理由で次第に製造されなくなり、一度は消滅しました。

現在は、仙北市西木町で平成15年秋に開催された村祭りでアケビの油の製造に成功し、復活を遂げました!

復活、おめでたいですね…!

 

アケビ油の効用

アケビ油は健康促進に役立つ食用油とされています。

では、アケビ油にはどのような効能があるのでしょうか?

 

アケビ油の効能を調べるために、

普通の食用油を与えたマウスと、アケビ油を与えたマウスを比較する

という実験が行われました。

その結果、アケビ油を与えたマウスの体重が他のマウスと比べて14%少なく、体脂肪がつきにくい

というデータが得られたのです!

 

つまり、アケビ油には、

他の食用油と比較して太りにくく、体脂肪がつきにくい

という効能があるということです。

このことから、アケビ油は肥満症や生活習慣病の予防に役立つと言えます!

 

まとめ

  • アケビの実はほんのり甘く、皮は苦い
  • アケビ油は江戸時代の旧西木村で生まれた
  • アケビ油は一度消滅したが、近年になって旧西木村で復活した
  • アケビ油は太りにくく、体脂肪がつきにくい

 

以上、アケビについての解説でした。

アケビ油は、ヘルシーで健康にいいため、個人的にはどんどん流行ってほしいですね。

これからのアケビ油の活躍に期待しましょう!

それでは、最後まで見ていただき、ありがとうございました!