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和食が世界的に有名になって、外国の方もお箸を上手に使いこなす現在、お寿司や刺身に欠かせない日本のスパイス「わさび」は外国でもWA・SA・BIと呼ばれて人気だそうです。

 

最近ではドラマ「孤独のグルメ」で紹介されたわさび丼の影響なのか、本場伊豆の本わさびを取り寄せる人も多いのだとか。

 

一般の家庭では、わさびはチューブ入りのものを買って使う方が多いと思います。

我が家の冷蔵庫にもありますよ~。

確かに、わさびって、ダメな人はダメですが、好きな人にとっては、ないと物足りないというか、マストですよね。

 

そんなわさびの効能について調べてみました。

わさびって体にいいの?美容には?

 

お弁当グッズで、抗菌作用のあるシートがありますよね。

あれは、わさびなどの天然由来の抗菌成分をつけたフィルムだそうです。

わさびに含まれるアリルカラシ油という成分によるもので、菌が発育したり増殖するのを抑える作用があるそうです。

 

アリルカラシ油は、すりおろすことで細胞がつぶれて酸素と触れて作られる辛味成分なので、おろして時間が経ってしまうと辛味が薄れてしまいます

 

アリルカラシ油にはほかにも、抗ガン作用、血液サラサラの血栓予防、消化吸収促進、骨粗鬆症予防などにも効果があるとされています。

ビタミンCも多く含まれているので、美白効果も期待できます。

 

さらに日本の「本わさび」だけに含まれる「スルフィニルには高いアンチエイジング効果が期待できるといわれています。

 

チューブ入りでは効かないの?

 

1日5gくらいを摂れば効果が期待できるそうなのですが、家で簡単に使えるのはやっぱりチューブ入りのものですね。

 

チューブ入りでも100均で売っているようなものから、「特選」「本生」など倍以上の値段のものもありますが、何が違うのでしょうか?

 

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実は、「わさび」といわれるものには、日本原産の「山葵(本わさび)」以外に、西洋わさび(ホースラディッシ)」というものもあります。

西洋わさびは、よくローストビーフに添えられている白っぽいあれで、アリルカラシ油は西洋わさびからも摂ることができます

 

チューブ入りわさびの裏を見ると、値段の違いは主に本わさびと西洋わさびの割合のようです。

 

ちなみに、「本わさび使用」と表示できるのは本わさび50%以上50%未満だと「本わさび入り」と表示できると決められているそうです。

 

一度に食べる量は少ないですが、チューブ入りのものは添加物なども入っているものがあるので、おろしたての本わさびの香りにこだわる人は、やっぱり自分でおろして使うんでしょうね。

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今ではチューブのわさびもいろんな種類が売られているので、裏面の原材料を見て普段使いのお気に入りを選ぶといいと思います。

 

まとめ

 

  1. おろしわさびに含まれるアリルカラシ油には、抗菌作用、抗ガン作用、血栓予防、消化吸収促進、骨粗鬆症予防の効果があります。
  2. 本わさびに含まれ、西洋わさびには含まれない、「スルフィニル」には、抗菌作用、抗ガン作用、血栓予防などに加え、アンチエイチング効果も期待できます。
  3. チューブ入りわさびは西洋わさびや添加物などが含まれているものがあるので、本わさびをおろしたものよりは効果は低いが、アリルカラシ油は含まれています

 

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