もやしといえば節約料理の強い味方の野菜ですね。

スーパーに行くといつでも安価な価格で販売されていて、安さの人気から夕方には品切れしている光景もしばしば目にします。

そんなもやしが値上げの危機だというのです!

いったい何が起きているのでしょうか?

 

もやしが値上げしてしまう理由とは?

もやしは安価で販売されている野菜のイメージがありますね。

そのイメージ通り、市場では10円15円などの破格値での販売も行われている商品です!

まさに節約のお供といえるべき存在です!

 

そんなもやしの現状が危ないと、もやし生産者協会が3月9日

「もやし生産者の窮状について」

という文章を市場団体・スーパー等に発信したのです。

もやし生産者は、長年に渡り原料種子高騰賃金上昇などに対応し続けたことにより体力を消耗しきっております。

これ以上の経費削減への努力はすでに限界を超え、健全な経営ができていない状況です。

日本の食卓に欠かせない「もやし」をこれからも安定してお届けしていくために、もやし生産者の窮状にご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

出典:http://www.moyashi.or.jp/whats/kyujo.html

 

文章の内容は、もやしの価格の現状と今後の安定供給を行うために値上げをして欲しいと訴えるものでした。

もやしの価格は40年前よりも下落しており、今でも年々安売りの傾向が強くなっている商品です。

 

しかしながら、販売価格が安くなる一方で原料種子や人件費などの生産コストは上がっており生産者の経営を圧迫するほどだとのことです。

実際に、もやし生産者協会によると2009年には全国で230社以上あった生産者は100社以上が廃業し、今では130社を切っているとのこと。

 

現在のような安い販売価格が続いてしまうと更に廃業に追い込まれてしまうもやし生産者が出てきてしまうという深刻な状況のため文章の発信に至ったとのことでした。

 

もやしはどのくらい値上げされるの?


出典:http://www.moyashi.or.jp/

もやしの生産者の方々の苦しく深刻な状況は理解出来ました。

では、実際にもやしの価格はどのくらい値上がりするのでしょうか?

 

いろいろな声があるようですが、もやし生産者協会では1袋40円くらいの販売が希望だとお願いしているようです。

これには世間の反響が大きかったようで、ネットの書き込みではもやし生産者に同情する声が多かったようですね。

 

正式な値上がりの時期は詳しくは決まっていないようですが、3月9日文章が発信されたことをみると、今後徐々に値上がりがされていきそうですね。

 

まとめ

  1. もやし生産者協会が3月9日に販売店にお願い文書を発信
  2. もやしは販売価格の低下の一方、生産コストは上がっている
  3. 1袋40円くらいの販売価格を希望
  4. 徐々に値上がりしていくと予想

 

 

様々な料理との相性が良く、使いやすく栄養価も高いと言われるもやし。

その一方で生産者の方はこのような現状を抱えていたのですね。

もやしが食卓からなくなってしまう危機を救うためにも、適正な価格で販売されることを願います。