練馬大根は、練馬地方で作られた大根。
江戸時代から、たくあん漬け用の大根として名を馳せてきました。
そんな練馬大根の特徴や食べ方、値段はいくらで買えるのかなどを調査しました!
特徴
出典:http://www.hatakenokyoshitsu.org/wp/?p=767
形
大根と聞くと、首の部分が一番太くて、先が細いものを思い浮かべますよね?
この一般的に流通している品種を “青首大根” といいます。
一方、練馬大根は根部まで白く、 “白首大根” という品種に分類されます。
首と先が細く、根の中心部が膨らんだ形をしているのが特徴です。
長いさつまいもを想像してもらえれば分かりやすいと思いますよ!
こんな形をしているものですから、引き抜くのに青首大根の3~5倍の力が必要になります!
まわしながらでないと引き抜けないそうです・・・。
収穫がとっても大変な大根さんですね。
大きさ
練馬大根は細長い大根で、重さが約1.5kg、長さが70cmぐらい。
大きいものだと1mにまで!
普通の大根が40cmぐらいですから、すごく長いです!!
練馬大根が長いのには理由がありまして、それはズバリ”火山灰 ”です!
火山灰が多く含まれた土には、根が長い植物の成長を促す効果があるのです。
練馬はかつて火山灰が積もった地域なので、やたら長く成長した練馬大根が収穫できるワケです。
味
練馬大根の味についてですが、普通の青首大根に比べ ”辛い” とのこと。
“青首大根と白首大根を、女子大生と熟年女性に食べ比べてもらう”
という実験があったので、ご紹介します!
日本テレビ系「所さんの目がテン!」という番組で、ある実験が行なわれました。まずは女子大生21人に、白首と青首をおろして食べてもらいました。すると「青首はおいしい」「白首はから~い」。結果は15対6で青首の勝ち。次は、おばあちゃんの銀座と呼ばれる巣鴨地蔵通り。熟年女性28人で実験。結果は正反対で「やっぱり、白首が本当のダイコンだよ」「青首はお子ちゃまの味」というわけで20対8で白首の勝ち。世代の差がくっきりと出た形で、食卓の主導権を若い世代が握っているといえそうです。
出典:http://www.jakanagawa.gr.jp/kn5128/tokusan/daikon.html
どうやら若者層より、熟年層が好む味のようですねー。
また、練馬大根を実際に食べた人で
「素朴で懐かしい味がする」という感想が多いです。
“懐かしい味” というのが若干伝わりにくいところではありますが、”昔の人にとって馴染みのある味” といったところでしょう。
食べ方
練馬大根は水分が少なく身が引き締まっているため、干し大根に適しています!
漬物用大根と言われているぐらいですから、たくあんが練馬大根を一番おいしくいただける食べ方でしょう。
“パリッ” とした歯ごたえですので、食感も楽しめます!
他には大根おろしあたりでしょうか
その辛味から、焼き魚との相性バッチシです!
価格
どこで買える?
練馬大根は期間限定かつ数量限定で販売されます。
販売場所、期間は、練馬区のホームページから確認できます!
価格
ここ近年の練馬大根の販売記録がネット上に存在しました!
価格は↓になります!
練馬大根 :1本 / 200円
練馬大根のたくあん漬け:1本 / 500円 +税
収穫量が少ないためもう少し高くなると思いきや、普通の大根とそんなに変わらない!?
これはかなり良心的な価格設定だと思いますよ!
まとめ
- 練馬大根は普通の大根より長く、中心部が膨らんでいる
- 長さの秘訣は、火山灰の土
- 味は ”昔の人にとって馴染みのある味”
- おすすめの食べ方は、たくあん、大根おろし
- 価格は、普通の練馬大根が200円、たくあん漬けが500円
- 販売情報は練馬区のホームページから確認できる
こんなにも特徴的な練馬大根ですが、
現在では、収穫しやすくかつ食べやすい青首大根の存在で、すっかり影が薄れてしまいました。
しかし、青首大根にはない独特の辛みと歯ごたえの良さはかなり強みだと思います。
その存在が多くの人に知られれば、ニーズが高まること間違いないでしょう!
ちなみに、次の販売期間は2016年2月上旬からになります!
興味があれば、是非お試しを!
最後まで見て頂き、ありがとうございました!