“ニンジャカラスザメ” は2010年に発見され、太平洋サメ研究センターの調査で新種だと判明しました!
それにしても興味を引く名前です。
このニンジャカラスザメの生態と、命名の理由について、見ていきましょう!
ニンジャカラスザメについて
ニンジャカラスザメの画像
まずは”ニンジャカラスザメ”の姿から。
画像は↓になります!
出典: Youtube
見事な真っ黒ボディですね!
なんだか深海魚っぽい見た目をしています。ちょっと怖い。
生態
名前:ニンジャカラスザメ (学名: Etmopterus Benchley)
分類:カラスザメ科カラスザメ属
体長:未熟な個体だと約30cm、50cmまで成長
生息:ニカラグアからパナマに伸びる地域
深度:274m-1000m
最初の種はアメリカで見つかっているようですね。
体長は、鯉よりも少し小さいぐらい。
サメの中では小さい部類になります。かわい…くはないですね^^;
ニンジャカラスザメは発見されたばかりなので、詳しい生態などはまだ不明です。
ちなみに”カラスザメ”って?
“ニンジャ” ばかりに目が行ってしまいますが、そもそも”カラスザメ“ってどういうサメなんでしょう?
ここを調べれば、少しはニンジャカラスザメの生態が見えてくるかも…。
まずはカラスザメの画像から↓
出典:ぼうずコンニャク
おお、ニンジャカラスザメにソックリです!!
というか正直、違いがよくわからない…。
ニンジャカラスザメは新種だと判明するまで5年かかりました。
もしかしたら、最初はカラスザメと同一の種なのではないか?と調査員の方は考えていたのかもしれませんね。
カラスザメは背ビレに棘があり、迂闊に触ったりするとこの棘で攻撃してくることがあるようです。
かなり鋭い棘なので要注意です! 触る機会なんてないと思いますけど
そして、カラスザメ科のサメは発光器官を持つ種がいます!
発光する理由は、他のサメとコミュニケーションをとるためだと言われています。
具体的な用途としては、オスが生殖器を発光させてメスを誘ったり、棘を光らせて威嚇したり…
うーん、なかなか隅に置けないヤツです。
“ニンジャカラスザメ” も光るのかなぁ。
カラスザメは海漁業でよく混獲されるみたいです。
味がイマイチで食用に向かないので、漁師の嫌われ者だとか。
命名の由来
ニンジャカラスザメ
8歳から14歳の4人の子供が発案したそうです。
理由は、“黒い忍者衣装みたいだから”
やっぱり外人のお子さんは、ニンジャが好きなんですね。
Etmopterus benchleyi(学名)
“benchleyi” というのは、誰もが知る「ジョーズ」の原作者、”ピーター・ベンチリー”さんから。
なんて名誉のある名前なのでしょう!
それだけ価値のあるサメちゃんってことなのでしょうか?
ちなみに、”Etmopterus” というのは、主にカラスザメ科のサメにつけられる名称のようです。
まとめ
- 真っ黒で深海魚みたいな見た目をしている
- カラスザメにそっくり
- “ニンジャ”は、真っ黒な見た目から子供たちが発案した
- 学名の”benchleyi”は、「ジョーズ」の原作者、”ピーター・ベンチリー” から
まだ発見されたばかりで、ニンジャカラスザメに関する資料が少ないです。
しかし、その名称から多くの人々の注目を得たのは間違いありません。
これから詳しい生態などが研究されることになるでしょう!
最後まで見て頂き、ありがとうございました!