学生はもう夏休みの時期ですね。
海にプールにお祭り―楽しみもいっぱいありますが、ただ一つ不安の種は山の様に出される宿題。
筆者も学生の頃は毎日やろうと思っていましたが、結局は後回し。
後に自分の限界に挑戦するハードモードに突入することは解っているんですが、如何せんやる気が起きない。
今回はその宿題-特に自由研究のアイディア材料になればなと思い、『ビワの種とハマエンドウの種』について特集しちゃいます。
ビワの種とハマエンドウの種って何?
根底として思われるのは『ビワの種とハマエンドウの種』って何?でしょう。
私もビワは見覚えも聞き覚えもありますが、ハマエンドウはまったくありません。
取り敢えず各々の説明からしていきたいと思います。
【ハマエンドウ】
花の状態 | 種の状態 |
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ |
(マメ科レンリソウ属:多年草:草丈~20センチ:花期 ~8月)
〜ハマエンドウの色々〜
琵琶湖がある滋賀県の絶滅危惧種に指定された植物。
名の由来は、エンドウマメの花や果実が似ていて、浜辺に自生するから、ハマエンドウの名になった
日本全土の日当たりの良い砂地、岩場などに自生する多年草
地下茎を左右に伸ばし、蔓は横に伸びて繁茂して、葉は、小葉3~6対の羽状複葉
春から夏まで、葉脈から花柄を伸ばして、蝶形の花を付ける
花の色は、赤紫色~青紫色に変化する
花後、豆果をつけ、数個の褐色球形の種子が入る
近縁種の、カラスノエンドウは、豆果に5~10個の種子がある。小型のスズメノエンドウは、豆果の種が2~3個ある。ハマエンドウは、豆果が痩せている。
カラスノエンドウとスズメノエンドウの自然交雑種のカスマグサは、小葉が楕円形で豆果の種子が3~6個で区別する
食用には、若芽、若葉、花、幼果、種子を食べる。
3~6月頃には、若芽、若葉を摘み取り、茹でてさらしてから、和え物、おひらし、油いためなどにして食べる。
花は、茹でて酢の物、汁の実、おひたしに、
幼果は、茹でてさらして、汁の実、和え物、油いために、
種子は、佃煮、煮物などにして食べる生の葉は、良く洗い、すり潰した汁で、切り傷を洗う。
尚、ハマエンドウの果実(豆果)は、痩せていて食用には向かない
【ビワの種】
出典元:http://xn--u9jj8fp691b.xyz/159/
びわの種には、ミネラル・ビタミン群が豊富に含まれているのはもちろんのこと、その他にもアミグダリンという物質が多く含まれています。
このアミグダリンは、ある説には癌細胞を死滅させる働きを持つと言われています。
びわの葉にも同様のものが含まれていますが、種には実にその千倍以上の量が含まれています。
また癌だけではなく、肝機能が改善されたり強い抗酸化作用もあるという研究結果が発表されるなど、非常に人体にとって良い影響を与えることで知られるびわの種です。
食用方法としては、種酒やビワの種を元に作る杏仁豆腐、粉末状にして珈琲に混ぜるなど多種的に活用されています。
それぞれの種について説明は以上です。
何だか理科の教科書の様になってしまいましたが、何となく理解出来た程度で大丈夫です。(筆者も何となくでしか理解できていないので)
ビワの種とハマエンドウの種のコーヒはどうなの?
さて本題の
『ビワの種とハマエンドウの種でコーヒが作れる⁉』
ですが、筆者的にはこの様に思いました。
ビワは元々がんに効くなどの効能から注目視されてきました。
ですが、それを効率的に摂取する方法がない。
というのが問題点だったのだと思います。
確かにビワ酒はお酒ですのでお酒を飲まない方にとっては効率的ではありません。
種の活用レシピですがお菓子作りや料理があまり好きではない方にとって、面倒の一言に過ぎるでしょう。
ですが、細かく砕いて珈琲に混ぜてしまえばお湯を注ぐだけや機械にセットするだけで効率的に摂取できます。
そして問題のハマエンドウですが、元々種子は食用に向きません。
要するに穀類やナッツなどは煎って挽いたら珈琲の代用品になりうるので、
この様な手法が用いられたのではないかと思います。
歴史上では
珈琲が安定供給出来ないときに、代用珈琲の原料としてタンポポの根、ゴボウ、ジャガイモ、百合根、サクラの根、カボチャの種、ブドウの種、ピーナッツ、大豆、ドングリ、オオムギ、トウモロコシ、チコリ、玄米、根セロリ、パンの耳など。
これらは大抵煎ったものを粉末にし、お湯を注いで飲んだ。
と言われています。
勿論ノンカフェインの上、珈琲の味は全くしないとの事です。
(味は不味いとの噂もありますが、真相は定かではありません)
ただノンカフェインですので、妊婦の方やカフェインを控えている方には健康的にいいかもしれません。
実際に大豆珈琲は健康食品として市場に出回っています。
出典元:http://store.ponparemall.com/
(写真の商品名は金沢大地 オーガニック大豆珈琲。お値段は
880円です)
二つを混ぜ合わせたのは、ハマエンドウ豆が代用珈琲、枇杷の種は偶々あったか健康上の理由ではないでしょうか?
合わせて珈琲の味になるなどは少々考えにくいので。
これらを試してみたいという方もいると思いますが、残念ながらハマエンドウは環境汚染の影響で都心部ではほぼ見られなくなってしまったそうです。
もしかしたら田舎の綺麗な川沿いに紫の花を咲かせているかもしれませんが、貴重な花なのでむやみに摘まないようにして下さい。
これらについて少しは夏休みの自由研究、自由論文のアイディア源になれたでしょうか?
この記事は、雑学知識の補てんとして記憶の端にでも留めておいてくれたら嬉しいです。