出典:https://kotobank.jp/
この時期になるとスーパーの野菜コーナーには多くの“夏野菜”が並ぶようになりました。
よく目にする代表格の夏野菜と言えば『かぼちゃ』や『トマト』、『ゴーヤ』や『茄子』などではないでしょうか?
今回はその中でも『茄子』をピックアップして役に立つ情報をお伝えします。
実は凄いんです、茄子パワー🍆
茄子の旬は5月〜9月とされ、今が一番美味しい季節です。
茄子は淡白な味で油との相性がよく、和、洋、中関係なく調理できる野菜です。
茄子をよく使う料理例としては『茄子の揚げ浸し』『茄子と鶏肉のトマト煮』『マーボー茄子』。
ですがこの調理過程で最初に茄子の皮を全て剥いてしまう、そんな方はいらっしゃいませんか?
実は茄子は※淡色野菜の為、実ではなく、皮の方に栄養がたっぷりと詰まっているのです。
(※淡色野菜とは緑黄色野菜以外の野菜で、淡い色の野菜,カロテン含有量が少ない又は0の野菜の事を言います)
注目成分:ナスニン
期待される効能:がん予防、眼精疲労、老化予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防。
なすの皮にはアントシアン系色素である「ナスニン」というポリフェノールの一種が含まれています。
ナスニンは発がんや老化を抑制する抗酸化作用が強く、眼精疲労にも効果があるといわれています。
そのため、なすを調理するときは皮ごと使いましょう。
カリウムも比較的多く含まれています。
カリウムは血圧の上昇を抑える作用があるので、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
ナスの皮にここまで健康促進効果があるとは…驚きですよね!
ナスの皮を柔らかくする方法!
茄子の皮って硬くて口に残りますよね。
そんな、栄養ある茄子の皮を柔らかく調理する方法はあるのか調べて見ました。
🍆一番メジャーなやり方ですが、茄子の皮を縞模様に切る方法があります。
こうする事で食感や見た目もよくなるんです。
1.まずへたとがくを切り落とし、縞模様になるように皮を剥きます。
出典:http://www.tepore.com/
2.一口大に切り、水にさらし、あく抜きをします。
(なすはアクが強いので切り口が空気に触れると黒ずんできて、そのまま料理をするとえぐみが出て、色も黒くなってしまいます。切ったらすぐに水につけて10分ほどおき、アクを抜きましょう)
3.ざるを2つ用意し、水にさらした茄子を入れ上下に振ります。
(こうすることで水分が飛び、水ぽっくならない上に油はねが少なくなります)
🍆茄子を切る場合の調理方法としては、最もこれが適している下ごしらえ方法です。
あく抜きをしなくてもいいというレシピもありますが、やはり丁寧に下ごしらえし、適正な処理をした方が茄子の美味しさも際立ちますよ。
ですが、勿論丸のまま食べる調理法もあります。
皮を剥かずに食べれるレシピ
筆者が知っているレシピとしては『茄子と油揚げの田舎煮』。
これは茄子の皮を剥かず作るレシピなので、栄養素もそのまま美味しく食べれます。
実は、筆者も何度か作った事があるレシピなのでご紹介します。
材料(4人分)
茄子・・・6個 油揚げ・・・2枚 昆布・・・1片 みょうが・・・1個(お好みで) ○だし汁・・・(だし粉末を溶かしたものでも可)・・・3カップ ○みりん しょうゆ・・・各大さじ2 ○砂糖・・・大さじ1 |
調理工程
🍆1・茄子はへたとがくを切り落とし、、皮目に細かく切り込みを入れて水にさらします。
油揚げはキッチンペーパーに包み、30秒(600W)で加熱し油抜きをします。
加熱後、縦半分に切り、細切りにします。
昆布は1センチ四方に切ります。
🍆2・鍋に茄子と昆布、○の材料を入れて強火にかけます。
煮立ったら油揚げを加え、アルミホイルなどで落し蓋をして弱火で40分程煮込みます。
🍆3.茄子がくったりと柔らかくなったら火を止め、そのまま煮汁に浸しておきます。
(煮物は過熱時より冷めてからの方が味が染み込むため、1晩置いた方が美味しくなります)
みょうがは縦半分に切って斜め薄切りにし、水に1分ほどさらす。
なす、油揚げ、昆布を器に盛り、みょうがを水けをきってのせる。
このレシピには夏野菜のミョウガもいいのですが、さっぱり大根おろしでも相性抜群です。
今夜の夕食に後もう一品、そんな時に旬の茄子を使った栄養満点レシピはどうでしょうか?
〜追記:美味しい茄子の選び方〜
追記として美味しい茄子の選び方をご紹介します。
皮が濃い紫色で、張りとツヤがあり、ふっくらしていて同じ大きさなら重みのあるもの。
ヘタの切り口がみずみずしく、トゲがピンととがっているものが新鮮です(トゲのない品種もあります)
。ヘタがしおれていたり皮の表面にシワがあるものは収穫してから時間が経っているので要注意。
→無限ピーマンが簡単でおいしいと話題に!?そもそも無限ピーマンとはなんぞや