おとなも子どもも大好き、カレーライス!
玉ねぎをアメ色になるまでゆっくり炒めて、コトコトと時間をかけて煮込んだお家カレーはやっぱりおいしい!
そして一晩寝かしたカレーは、も~最高!
でもカレーモードになる日って、突然やってくるんですよねー。
今すぐ食べたい!そんなときは、市販のルーで簡単に作れちゃうのもカレーのうれしいところですが、何となくもうひと味が足りない気がするときってありませんか?
そういうときこそ一手間の隠し味です!
というわけで今回はカレーをもっとおいしくするおすすめのひとわざをご紹介します。
足りないのは、<コク>と<うま味>だった!
そもそも、「昨日のカレー」はどうしておいしいのでしょう?
それは「コク」に秘密があるからなんです!
お肉に含まれるたんぱく質は分解されてアミノ酸になりますが、このアミノ酸には<うま味>が含まれているそうです。
野菜やスパイスにもたんぱく質や糖質が含まれていて、この<うま味>や<甘味>がひと晩寝かせることでじっくりとしみ出してきて、コクやうま味になるんですね。
じゃあ、そのコクとうま味をトッピングでいれちゃえばいいんじゃない?ということで。。。
「意外な隠し味 その1<コーヒー>」
「リンゴとはちみつ、とろーりとけてる・・・」
昔、カレーのCMでヒデキが歌っていた頃から、カレーに隠し味が入っていることは何となくわかっていた気がします。
チョコレートをひとかけ入れる人もいるようですが、私のおすすめはコーヒーです!
溶けやすいインスタントコーヒーのほうがおすすめで、この独特の苦味が<コク>を足してくれるようです。
テレビでも、ちょくちょくおすすめ隠し味レシピで紹介されていますが、失敗しないためのちょっとしたコツがあります。
まずは、苦みがきつくなりすぎるので、入れすぎに気を付けましょう。
4人前のカレーに対して、小さじ1程度が目安です。
心配な人は、小さじ1/2くらいでようすを見て、足りないようなら少しずつ足していくほうが安心かもしれませんね。
それと、入れるタイミングですが、せっかくのコーヒーの風味が消えてしまわないよう、ルーが完全に溶けきったあとにダマにならないよう鍋全体に振り入れて混ぜ込み、2~3分煮込んで仕上げます。
これ、ビーフシチューでも使える隠し業ですよ!!
意外な隠し味 その2<塩辛>
出ました!疑惑いっぱいの塩辛です!
これもテレビで時々紹介されている隠し味なんですが、試してみたけど失敗だったという話も聞きます。
でもイカの塩辛にもアミノ酸がたくさん含まれているので、適量をまぜてあげれば<うま味>が増して、高級シーフードカレーになるはず…
それに、塩辛のとろみはカレーのとろみにとても合うと思います。
4人前のカレーに対して大さじ2くらいを目安に、お好みで増やしたり減らしたりして好みの味を探してみましょう。
コーヒーとは違って、少し煮込んであげたほうが、独特の臭みがなじんで気にならなくなります。
塩辛は塩分が高いので、元のカレーの塩味が強いときは加減して入れたほうがよさそうですね。
まとめ
- カレーはアミノ酸が美味しさの秘訣!
- コーヒーのほどよい苦みはコクを生み出す!
- 塩辛のアミノ酸でカレーのうま味を引き出そう!
- でも入れ過ぎには注意です!
カレーのルーはいろんなスパイスをミックスして作られていて、市販のものには30種類のスパイスがブレンドされたものもあります。
いろんな風味や香りが複雑にバランスよく混じり合って、あの独特のおいしさができるんですね。
隠し味というくらいですから、カレーの風味を邪魔させないようこっそりと入れてコクやうま味を足してあげることがコツです。
コクとうま味、このふたつを覚えて新しい隠し味を見つけてみてはいかがですか?