今年は急に寒くなって、あっという間にすっかり冬になってしまいましたね。
私にとって、冬の味覚の代表選手といえば「牡蠣!」
鍋に入れるもよし、焼き牡蠣もよし・・・
でも、牡蠣であたったという話もよく聞きますが、実際のところどうなんでしょうか?
牡蠣の種類と旬は?
牡蠣は冬のイメージだけど、夏牡蠣っていうのもありますよね。
実は、夏牡蠣と知られているのは6~8月が旬の岩牡蠣で、ほとんどが天然もののことから、夏の牡蠣として出回るそうです。
今の冬の時期に見かけるのは真牡蠣で、10~4月が旬とされています。春から夏に産卵したあと身が大きくなって、うま味のもとのグリコーゲンたっぷりのぷりぷりの牡蠣に育つのが、冬のお鍋の季節というわけなんですね。
出典:http://www.yamauchi-f.com/recipe/wp-content/uploads/2015/10/kakinabe_recipe.jpg
殻付き牡蠣の食べ方は?
お土産で殻付き牡蠣をもらったりしたときとか、どう調理していいのか悩んでしまいます。
牡蠣が水揚げされた漁場で、地元のおばちゃんが器用に牡蠣の殻を外す「牡蠣打ち」の映像を見たことがありますが、あれは素人には簡単にはできないと思います。
私が真似したら、すぐに手をけがしそう~
そこで、簡単な方法を教えてもらいました。
【レンチン】です!
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殻が少し口を開けるので、そこからナイフなどをいれて、まだ身が殻についていたらはがします。
これなら私にも簡単にできました。
牡蠣にあたる確率は?
でも牡蠣は食中毒起こすから怖~い!という人、多いですよね。
特に牡蠣でノロウイルスにかかったという話も聞きます。
牡蠣などの二枚貝は海水の中でウイルスを体内に取り込んでしまうので、凝縮されて持ってることがあるようです。
貝自身はウイルスでやられることはなく、それを食べた人の中で増殖して毒となるのでたちが悪いですね。
ノロウイルスは貝の内臓部分にたまるので、内臓を食べないホタテとかはあまり心配する必要はないそうです。
牡蠣の場合、身をまるごと食べるので、感染する確率も高くなってしまうんですね。
牡蠣がノロウイルスを持っている確率は100個に1個とも15個に1個ともいわれています。
ただ、健康な大人がそれを食べても発症する確率は低いそうですが、子どもやお年寄り、大人でも体調の悪いときなどは発症しやすくなるので注意が必要です。
もしも、牡蠣にあたった時の対処方法は?
牡蠣で心配なノロウイルスや細菌は85℃以上で1分半以上加熱すると死んでしまうようなので、しっかりと加熱すれば安心です。
でも、もしあたってしまった場合、ノロウイルスの特効薬はまだないので、症状が治まるまで3日くらい待つしかありません。その間は下痢や嘔吐で脱水症状になってしまうので、水やスポーツドリンクなどをとって休むようにします。
また、吐いたものや便から二次感染する危険があるので、片付けるときにはゴム手袋やマスクをして、そのあとは石鹸でしっかり手を洗うこと、汚れたところは水拭きだけでなくきちんと消毒することも大切です。
まとめ
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今が旬の牡蠣、ノロウイルスもピークの季節なので、新鮮な殻付きでもしっかり加熱しておいしくいただきましょう。
今は出荷前のチェックが厳しいので、生食用のパック入りのものなどは細菌の汚染はほとんどないと思われますが、体調の悪いときに生牡蠣は控えた方がよさそうですね。
加熱用の牡蠣はうま味が残っている反面、加熱すれば問題ない細菌が残っている可能性もあるので、生食はNGですよ!
アツアツの殻付き牡蠣と日本酒で一杯いかがですか?
出典:http://forest17.com/wafu3/wa3_5858.html