先日ご紹介したシネマティックモードやVRゲームの臨場感は本当にすごいですよね、ゲームもここまで来たか、これからどうなって行くんだろう、と感動と期待が込み上げて来ます
そんな技術の凄まじさを見せ付けるPSVRですが、頭部に直接装着して使う都合上、やはり気になってしまう部分も出てくるのが当然ですよね
大迫力の臨場感を楽しめるあのVR画面、もしかして目に悪いのではないか?そんな声も上がっている事ですので、どういった影響を及ぼすのか、調査していきたいと思います!
PSVRって画面が近いけど、大丈夫?
さてさて、頭部にディスプレイを装着して遊ぶ「PSVR」ですが、気になるのは「画面と目の近さ」ですよね。
常々ご両親からゲームやテレビを楽しんでいる時に「目が悪くなるから画面から目を離しなさい!」と怒られて来た方も多いのではないでしょうか?かくいう私もその一人です(笑)
ですので、PSVRほど目に近い位置に画面がある、という状況は不安を煽られてしまう部分があるのは当然といえます
ここで公式のQ&Aに書かれた情報を抜粋すると
「PS VRは約2~3m先に焦点が合うように設計しています」
という文言が確認できました
2~3m、といわれてもイマイチピンと来ませんが、テレビの画面を例に挙げると
「60V型のテレビを見る時の適正距離が2.2m」
という風に設計されているんだそうです
つまり、画面こそ目のすぐ近くにありますが、VRの仮想空間内でしっかりと「目と画面の距離」を調整している、という事ですね
テレビとVRではまた違いもあるかとは思いますが、目との距離に関してはしっかりと考慮がなされているようです
ただ、画面距離に関しては問題なさそうですが、強い光を目に浴びる事になるのは事実ですのでそういった部分には注意を払う必要もありそうですね
子供はPSVRを使っちゃダメって?
これは、PSVR公式の使用上の注意にもしっかりと「12歳未満のお子様は使用できません」と明記されています
これについての理由は
「12歳ほどまでの子供は「立体視」に必要な細胞を形成している最中」
「これは外的要因を受けやすく、特殊な目の動きが必要になるVRは影響が大きい」
「斜視などの原因になり、場合によっては外科手術が必要になる」
という理由がちゃんとあるそうです、対象年齢、というより法的に制限を掛けても良いレベルの内容ですね、公式の注意にもこういった内容をしっかり明記して良いと思うのですが……
ゲームハードの使用で似たような話は「ニンテンドー3DS」の「3D表示機能」でも出ています
「6歳以下のお子様は、長時間3D映像を見続けると目の成長に悪い影響を与える可能性がありますので、2D表示に切り替えてご使用ください」
という注意喚起が公式に出されていますし、やはりPSVRにおいても子供の使用には悪影響がある、という見解で間違いないと思います
ゲームをやりたい盛りの子供にとっては酷な話ではありますが、保護者の方はこういった注意・内容にしっかり目を通して、注意してあげてくださいね
実際に視力に悪影響があるのか?
さて、ここまで調査した情報からまとめると「必ず悪影響がある」「視力が下がる!」とは言い切れないと思います
勿論これを書いている私は専門家ではありませんし、あくまで情報を調べた上での素人考えですので丸々鵜呑みにされても困りますが(苦笑)
VR元年、と呼ばれるようにVR技術が一般に普及してから初めて分かる影響などもあるかもしれませんが、使用してただちに健康に被害が出うる物を企業が販売する、というのも有り得ない話だと思います
しっかりとそういった研究や検証をした上で販売しているのではないか、と楽観的ではありますが考えられます
また、海外での研究では「適切な使用法で視力の回復・斜視改善」などにVRが使えるのでは、という話もあるそうです
眼を動かして疲労やコリを取る「眼筋トレーニング」という物もありますし、必ずしも悪い影響ばかりではない、といえるのではないでしょうか
やはり先日の記事でも再三に渡り書いたように、長時間連続しての使用は避け、目のケアをしっかりとするべきかと思います
そもそも、VRに限らずテレビやPCのモニター、スマホなど現代社会においては眼精疲労を誘発する物が非常に多いわけですし、そういった意味でも目を休めるというのは大事です
VRを使うと目が悪くなるかも、という心配をするよりは、目をしっかりと休め、楽しいゲームライフに支障が出ないようにケアをする、というのが建設的ではないでしょうか
また、どうしても心配であるようならネットでの情報に目を通すよりプロの眼科医に相談するのが一番かと思います、。目のケア法なども、そちらの方が確実です
PSVR視力への影響まとめ
- 画面との距離は意外と大丈夫?
- 12歳以下のお子様の使用は厳禁!
- 悪影響は現時点では不明、目のケアを重点的に!
実際の所、ハッキリと明言する事はできませんが、VR技術自体が世間に浸透していないのでまだ判明していない影響などもあるかもしれません
やはりしっかりと「使用時間を決める」「目と頭を休ませる」「プロに相談する」といった事が影響を軽減する最善の方法ではないでしょうか