記念日や年末年始の特別なディナーで高級フレンチレストランを予約した方もおられると思います。
前菜にキャビア、ステーキにはフォアグラ、そしてトリュフソースのムニエル・・・
普段はなかなかお目にかかれない世界三大珍味のお三方です。
キャビアはチョウザメの卵の塩漬け、フォアグラはガチョウなどの肝臓ですが、トリュフって何でしょう?
キノコの仲間だということは知っているのですが、いまいち謎めいていますね~。
トリュフの種類を知ろう!
トリュフは日本名では「西洋松露(セイヨウショウロ)」といいます。
ブナの木などの根にイモのような形でできる菌根性のキノコの種類で、地下20センチほどの深さにできます。
それほど栄養が高いわけではありませんが、独特の強い香りが料理を引き立ててくれます。
味はほとんどありませんが、強烈な香りはガスの匂いとか、新鮮な土の匂いなどと表現されることもあるそうです。
ワインの世界に近い表現ですね~素人には少し難しいです。
60種類とも100種類ともいわれる数ある種類の中で食用にできるものは、大きく「白トリュフ」と「黒トリュフ」に分けられます。
地中にできるので見つけるのも難しく、栽培も難しく、特に白トリュフは天然モノしかないので、高いものは1キロ50万円以上とも言われます。
大きいものがオークションで何千万円もの値がつくこともあるそうです。ヒエ~!
白トリュフといえばイタリア産で、特にピエモンテ地方アルバ産のものが有名です。
毎年旬の10月から11月には「トリュフ祭り」が開催され、トリュフを買い求める業者さんだけでなく、観光客もたくさん訪れます。
黒トリュフは11月頃から3月頃までが旬で、ヨーロッパ諸国で栽培されています。特に有名なのはフランスのペリゴール産のものです。
白トリュフよりは安く買うことができますが、産地によってかなりの違いがあるそうです。
ネットで中国産のものが100g5000円以下くらいでした。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
実は日本でも各地でトリュフの自生が確認されているそうです。
近年、その中の2種類は日本の固有種だとわかったそうです。
食べ方を知ろう!
白トリュフは、旬のものを新鮮なうちに生で食べるのが一番おすすめだそうです。
シンプルに薄くスライスしたものをパスタやチーズリゾット、オムレツに散らしたメニューが人気だそうです。
お皿にパスタだけがサーブされて出てきて、目の前でスライスしながらトリュフを直接追加するそうです。
何グラムでおいくらという値段設定で、ストップするまでいれてくれるとか。
薄~くスライスするので、5gくらいが一般的な量だそうです。
これは覚えておくと便利かも。
黒トリュフは加熱して食べるのが一般的なので、刻んだものをソースに入れたり、食材と一緒にソテーしたりするようです。
アイスに入っていたり、スイーツにも使われています。
白トリュフは採ってから数日のうちに食べるのがベストとされていますが、日本でも本場のものを輸入していて食べられるお店があるようです。
白と黒では香りが全く違うようなので、機会があれば食べ比べてみたいものですが、トリュフオイルやトリュフ塩ならお店やネットで買えるので、私も気軽に試すことができそうです。
目玉焼きやオムレツに一振りするだけで高級料理に変身しますよ~!
まとめ
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